血圧を下げる ギャバ

ギャバは、人間の脳や脊髄にも存在するγｰアミノ酪酸といわれるアミノ酸の一種です。 特に、視床下部に多く存在し、ストレスを緩和したり、リラックス効果があると言われており、 ストレスの多い現代社会においては、必要な栄養素と考えられています。

ギャバは、血圧を下げる効果もあり、特定保健用食品としても認められています。 降圧に関する要因はいくつかありますが、1つは、ナトリウム排泄作用です。

高血圧ラットの実験によると、ギャバを取っていると、腎臓の働きが活発になり、 塩分をとっても、尿中に排泄されてしまうことがわかりました。 人間でも同じ効果が現れていると考えられ、ギャバを取ることによって、 腎機能が活発になり、余計な塩分が排泄され、降圧効果を発揮すると考えられます。

また、ギャバは血管運動中枢に作用して、血管を拡張します。 血管が拡張されることにより、血液の流れがスムーズになり、血圧が下がるのです。

さらに、ギャバは高血圧の原因となるアンジオテンシン変換酵素（ACE変換酵素）の働きを 阻害し、血圧を下げる効果があることも、わかってきました。 アンジオテンシン変換酵素の働きを妨げる仕組みは、降圧剤としても使われています。

このように、ギャバには、いくつもの降圧作用があり、 それが相乗効果となって、効果的に血圧を下げると考えられています。

現在、ギャバはサプリメントやギャバ茶、発芽玄米などからも取ることができまので、自分が使いやすい方法を選ぶといいですね。