血圧を下げる ペプチド

大豆ペプチド、ゴマペプチド、イワシペプチド、かつお節オリゴペプチドなど、 血圧を下げる効果があるといわれているペプチドのサプリメントは多くあります。

ペプチドは、アミノ酸が2個以上結合してできているもので、 簡単に言えば、たんぱく質のごく小さいものです。 大きさで考えると、アミノ酸＜ペプチド＜たんぱく質ということになります。 たんぱく質が体に取り込まれるときに分解され、ペプチドになり、アミノ酸になるそうです。

体の中には、高血圧に関わる物質があり、 中でもアンジオテンシンⅡという物質が強力に血圧を上げます。 ペプチドは、アンジオテンシンⅡを作り出すアンジオテンシン変換酵素（ＡＣＥ変換酵素）の 働きを妨げる作用があるため、結果として、降圧効果が期待できるのです。

アンジオテンシン変換酵素（ＡＣＥ変換酵素）の働きを阻害するＡＣＥ阻害剤という降圧剤もあり、 降圧効果は、お墨付きといえるのではないでしょうか。

ペプチドとＡＣＥ阻害剤の違いは、効き目の現れ方で、 ＡＣＥ阻害剤は薬ですから、効き方も早くはっきり現れますが、 ペプチドは、栄養素の1つですから、体の中に取り込まれてから、降圧効果が現れるまでに、 時間がかかり、ゆっくりと改善していきます。

体に優しい天然の降圧剤の一種ともいえるペプチド。 いろいろな会社からサプリメントが販売されていますから、 飲む回数や量、価格などを考え合わせ、 自分にあったペプチドのサプリメントを購入するといいでしょう。